藍抜染法とは? ~ハンカチができるまで その3~

作品解説 Art Works

染め重ねる技法

藍染の表現は、藍色という中で濃淡を使って色の深さを出していきます。そのためには、何度も何度も染め重ねるという工程が必要になります。

⑧バラの花の型を置いて抜染を行う

最後に真っ白にバラの花の色を抜くために、今度はバラの花の型紙を置いて、葉っぱの部分と同じ要領で抜染を行います。

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⑨完成!

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大きな作品でも、小さな作品でも、同じような工程で作成しています。

グラデーションの色の数が多いほど、工程がたくさんあります。一番下の地染めを濃くしておかないと、きれいな濃淡が出ないので、大作になるほど難しく、多い作品では40回以上藍液に生地をつけては乾かし、つけては乾かし…を繰り返しています。

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いかがでしたか?素敵な藍色のグラデーションの世界や、心がやすまる藍色の濃淡を使った表現を、今後も追及していきたいと思っています。

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藍抜染法とは? ~ハンカチができるまで その2~

作品解説 Art Works

型を用いた藍染

藍抜染法の中でも、モダンでデザイン性の高い作品に仕上げるために、一つ一つ型を彫って、その型の形に白く抜いていきます。

④あらかじめ彫っておいた2種類の型を準備

葉っぱ部分と、バラの花部分にグラデーションをつけるために、2枚の型を準備します。

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⑤ハンカチに型をセットして糊を置く

地染めが終わって乾かしておいたハンカチに葉っぱの型をあて、抜染のための糊を置きます。

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⑥しばらく糊を置いて抜染を待つ

糊を置いた部分が、しっかり色がぬけるまで時間をおいて待ちます。

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⑦白く抜けた部分を再度染める

真っ白に抜けてしまった葉っぱの部分を、バラの花の部分と濃淡をつけるために、再度藍液につけこんで、染めます。

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藍抜染法とは? ~ハンカチができるまで その1~

作品解説 Art Works

藍抜染法

藍抜染法とは、先に布に藍色を染めつけておき、その色を抜いていく方法です。型紙をおいて、その上から特殊な抜染糊を置くと、その糊を置いた部分が白く色が抜けてしまいます。

その特徴を生かして、グラデーションなどの微妙な藍色の違いを染め分け、作品に生かしています。

ここでは、この「藍抜染法」の手順を、ハンカチを染める工程を例に、3つに分けて紹介しています。

①自然素材のハンカチを準備する

ここで準備しているのはコットンのハンカチです。

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②ハンカチを針金でしばってから、藍液につけ込む

ぐちゃっとランダムにボール状にして、針金で縛ります。ニュアンスのある染めムラを生地につけます。

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③しっかり開いてから、2度目の地染め

白く残っているところがなくなるように、藍液に再度つけ込みます。

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